【スプリングバンク21年(オールドボトル)】
【スプリングバンク21年(オールドボトル)】
今や ウイスキーの「オールドボトル」は、天井知らずの高額値で取引される状態となってしまいました。
昨今は、ウイスキーブームという時代背景もあり…原酒不足となっています。
そんななかで、歴史の記憶に遺したい “オフィシャルボトル” を御紹介します。
(※今回は、あくまで当店の備忘録としての記載です)
「歴史を語る、一本…」
・スプリングバンク21年
(ボトラーズではなく、オフィシャル品となります)
このスプリングバンクは… 1980年代に瓶詰めされた、40年以上前の「スプリングバンク21」です。
21年熟成なので… 原酒は、最低でも60年代中頃~後半頃と推察されます。
…既に1980年代のオフィシャルボトルは、歴史遺産級となっています。
●スプリングバンク蒸留所●
出典https://whiskylabo.com/springbank-report/
「スプリングバンク」は、ウイスキーの都として有名なキャンベルタウンで造られます。
「モルトの香水」とまで言われているほど、香り高いウイスキーとして知られています。
スコットランドの南西に位置するキャンベルタウンは、400年以上も蒸留文化が生き続けている町…
かつて30以上の蒸留所があり、「ウイスキーの都」と呼ばれました。
しかし、現在では僅か3蒸留所までに衰退してしまいました。
その3つの蒸留所の内一つが、 “スプリングバンク蒸留所” です。
1828年、レイド家が創設してからまもなくして財政難に陥り…
ミッチェル家に買収され… 紆余曲折を経て、現在に至ります。
過去に幾度となく、閉鎖と再開を繰り返してきた蒸留所です。
●スプリングバンク …モルトの香水●
出典https://cask-investment.com/media/distillery/springbank/
世界的にみれば、蒸留所自体の規模は小さいですが…
キャンベルタウンを代表する、伝統ある蒸留所です。
港町に建設されたスプリングバンク蒸留所は、独特の熟成環境で製造され…
塩辛い味わいを帯びるなど…香味のシングルモルトとして知られています。
ウイスキー愛好家からは「モルトの香水」と呼ばれるほど香り高く、芳醇な味わいです。
シロップの甘さ、爽やかな柑橘系のフルーティさも感じられ… 垂涎の的となっています。
●旧スプリングバンク21年●
昔のオフィシャルボトル”スプリングバンク21年” です。
1980年代に流通していたボトル…
さらに、当時の21年熟成モルト。
●グレンファークラス40年…追記●
旧グレンファークラス40年熟成…
昭和のオフィシャルボトルです。
当時に流通していたボトルで、1940〜1950年代の原酒を用いていると推察されます。
このボトルは後に有名な「グレンファークラス 105」へと結びつきます。
…参考までに。
今はなき、旧ラベル…
今はなき、旧モルト…
濃く深いダークカラーが、何よりの証です。
眺めているだけで、往年の歴史が蘇ります。
軽すぎず 重すぎず、鼻腔を奏でる王道の味…
されど、もう手に入らないスプリングバンクの旧ラベル…
(※ 今回は、入荷と同時に即完売となってしまいました… )
…かけがえのない過去を、見据えてこその未来だと思います。
…歴史・文化に貢献することが、酒屋である私共の使命です。
当店の備忘録となりましたが…
記憶に遺しておきたい1本として…
ここに、記させていただきました。
年代……….1980年代 (オフィシャル)
※お客様の了解を得て、掲載いたしました。
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