【十六代九郎右衛門「柿」「栗」三年熟成純米】
【十六代九郎右衛門「柿」「栗」三年熟成純米】
長野県木曽郡にある湯川酒造…
かつて芭蕉が詠み、広重が描いた信州木曽街道(木曽路)。
その木曽谷の奥深く、薮原宿の片隅に株式会社 “湯川酒造店” の酒蔵はひっそりと佇んでいます。
出典https://yukawabrewery.com/people/
慶安3(1650)年、2代目湯川九郎右衛門により酒造業が始められました。
(長野県では2番目の老舗酒蔵)
木曽路にある蔵元の標高は936m… 日本で二番目の高さに位置しています。
酒造期のなかでも… 極寒の12月~2月頃には、マイナス18℃まで気温が低下します。
山間部特有の、夏季は朝夕冷涼。
仕込みのある冬季は夜間の冷え込みが特に厳しく、酒造り・熟成には最適な地です。
酒造りにとって大切な「いのちの水」は、木々が豊かに茂る山からの清らかな水。
木祖村の地だからこそ培われ育まれてきた、寒さに強い酒造技術を誇ります。
伝統の山廃仕込を始め… 常に未来へ向けチャレンジを試み、発信しています。
●柿・栗… 自然と融合した熟成●
「桃栗三年、柿八年」…
八年熟成は、さすがに無理ですが…
三年の時をかけ熟成させています。
年間平均気温9.2℃の土地で瓶詰め後、常温で熟成…
角が取れて、味わいには丸みとコクが生まれました。
さらに、生酛と山廃で醸すなど…
最高の旨味を引き出しています。
…この古から伝える仕込みは、自然の摂理が基本です。
世界で唯一無二であり、日本の国だけにある手法です。
麹菌や酵母は、自然界の微生物と共に存在しています。
自然の作用である「発酵」により、日本酒は生まれます。
…酒造りの成り立ちも同じです。
いのち芽吹く春は田植え… 稔りの秋は稲刈り。
日本の四季は、“稲作”文化そのものといえます。
“清酒”という呼称は… 自然の恩恵に感謝する、清き御神酒(神饌)に由来します。
神事の成り立ちには、必ず直会(なおらい)という儀式があります。
『神人共食』と言って… 神饌と一緒に、盃を交わし神酒で契ります。
(※酒造りの神饌とは、神宮 度会神主家が伝えた豊穣感謝祭から…)
また杜氏という呼称は、神主 “度會”の刀自が起源ともされます。
●地元が誇る “金紋錦” ●
金紋錦とは、たかね錦と山田錦を交配させた品種です。
1956年に開発された、長野県生まれの酒造好適米です。
金紋錦は、長野県の北部にある「木島平(きじまだいら)村」でしか栽培されていない “超稀少品種” です。
地元のJAや酒米農家が「村外には出さずに村の特産とする」と決めており…
金紋錦に対する思い入れには並みならぬものがあり、まさに信州の幻の酒米。
御案内は、酒造好適米の中でも「幻の酒米」として…
注目を集めている「金紋錦」で醸された貴重な一本。
金紋錦で醸された酒は、爽やかな吟醸香と複雑な旨みがあることで知られます。
●燗に最適…オールランドな味わい●
生酛の「柿」は、淡いレモンイエローの色調。
黄桃の香りに、ライムのような爽やかさが伴います。
余韻に、ほっこりとする生酛の味幅を感じます。
熟成により、ゆっくりと引き出された旨味。
特に味付けの濃い料理に うってつけです。
山廃酛の「栗」は、「柿」と比べると より濃い色調。
ヨーグルトのような、シャープな酸の香りを感じます。
ふくよかな旨味と、後口の程よい渋みか味わいをまとめています。
どちらも、燗付けには最適です。
「柿」は、ややガス感が残っていることから、常温からぬる燗まで…
「栗」は、常温からとびきりの燗。
…豊穣の秋に寄り添う、素晴らしい逸品です。
産地………….長野県(木曽郡)
蔵元………….湯川酒造店
精米………80%
原料米……金紋錦
アルコール..17度
生酛(柿) 山廃(栗)
日本酒度……+7 … +10
酸度………2.3 … 2.5
アミノ酸……1.3 … 1.6
#十六代九郎右衛門#三年熟成#十六代九郎右衛門#栗#柿#亀ノ尾#金紋錦#山廃#生酛#長野県#木曽郡#木曽路#湯川酒造店#ワイン好き#日本酒好き#ワイナリー#こんせふとわかー#sake#Japanesesake#米#酒好き#japanesedrink#日本酒#地酒#生酒#酒屋#浪漫酒創庫あつみ#愛知県#岡崎市