【刈穂 春かわせみ 純米吟醸生酒 うすにごり】
【刈穂 春かわせみ 純米吟醸生酒 うすにごり】
刈穂酒造となっている蔵づくりの建物は、1850年(嘉永3年)に建てられた歴史あるものです。
ペリーの黒船が浦賀に来航する3年前、鎖国していた日本の歴史が大きく動き始める時期でした。
秋田県随一の雄物川の畔に建つ蔵は、水運を利用した物流の拠点となっていました。
1913年(大正2年)、隣村で酒蔵を営む伊藤恭之助が この歴史ある蔵を譲り受け創業。
ここに、刈穂酒造の歴史が始まります。
以後、近隣で栽培される良質な原料米を使用した地道な酒造りに徹してきました。
太平洋戦争中は一時の中断もありましたが、戦後復活してからも早くから高品質酒の醸造にシフト…
現在は、醸造される全ての酒が特定名称酒となっています。
刈穂の酒名は、飛鳥時代の天智天皇(626年-671年)の和歌より…
『秋の田のかりほの庵の苫をあらみ我が衣手は露にぬれつつ』に由来します。
日本の国には、四季があります。
春の田植えに始まり、稔りの秋には感謝しての酒造り…
昔は、神事のときにしか飲酒は許されませんでした。
(※秋祭りとは、神宮 度会神主家が伝えた豊穣感謝祭 )
「稔れば稔るほどに頭を垂れる稲穂かな」
…「刈穂」とは、稔りの秋を迎え待ちに待った収穫祭でもありました。
“清酒”とは… 自然の恩恵に感謝する、清き御神酒(神饌)に由来します。
(※酒造りとは、度会家が護り伝えた豊穣感謝祭の神饌が原点です)
水稲農耕こそ日本文化そのものであり、國酒である所以です。
●刈穂 春 “かわせみ” を描くラベル●
「兎追ひし彼の山 如何にいます父母
志を果たして、 いつの日にか歸らむ…」
いついつまでも山靑き水淸き故郷…
そして四季とともに有る日本の国…
豊かな自然に育まれた米、清らかな水があっての故郷です。
刈穂蔵周辺の水辺に生息しているのは「カワセミ」です。
きれいな水辺にしか生息しないと言われる、鳥を前面にあしらっています。
カワセミが顕すのは、クリアな香味とさわやかな味わいが広がる純米吟醸。
ラベルには 可愛いカワセミのイラストと、桜の花。
春の到来を祝福し、さまざまな花々が咲き誇ります。
春は、新しい ”いのち” の誕生の季節でもあります。
神話や お伽噺に登場するのは、梅 櫻 桃…
そんな、春を告げる花々は”薔薇科”です。
●春の息吹を感じる、米処の旨し酒●
刈穂蔵「kawasemi label」の新酒を
酒槽(さかふね)でしぼり、そのままボトリング。
水の清らかな清流にのみ棲息すると言われる、かわせみ…
桜の色を感じさせるような、おりが少し残ったうすにごり…
フレッシュで鮮やかな香味と、生まれたて新酒の春を呼ぶ味わい…
口に含むと、酸味が印象的なさわやかな含み香が広がります。
うすにごりのボリューム感ある味わいは、うまみたっぷりです。
また、しっかりとした心地良い酸味も感じることができます。
甘ったるさがなく、清涼感あるやや辛口の印象の日本酒です。
まるで、雪解け水が勢いよく流れているかのような…
スピード感あるフレッシュなおいしさが味わえます。
…春の息吹と便りを お楽しみいただければ幸いです。
酒度……+4
酸度……1.7
原料米……秋田酒こまち
精米歩合……55%
アルコール度……16.0-16.9%度
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