【Laphroaig10年】【ラフロイグ10年】


数多あるウイスキーの中でもこれほど個性派という名前で愛されているのは、ラフロイグしかないといっても過言ではないのでしょうか

今回ご紹介するのは言わずと知れた【ラフロイグ10年】になります。

 

ウイスキー好きな方でもその爽快なピート、磯の香、ヨードな香りに強烈な印象を与え根強いファンが多くいます。

そんなラフロイグですが「アイラの王様」とも言われ、ラベル上の王冠には英国王室御用達の3本のダチョウの羽をあしらった『平和の盾』とも呼ばれる

紋章は、イギリスの皇太子であるチャールズ皇太子の御用達の証です。1994年にシングルモルトとして初の許可証が下賜されました。

 

 

1815年にジョンストン兄弟が創設し、スコットランドが英国に併合されて以来に始まった、密造酒の全盛期時代に設立され、密造酒は、愛国精神の象徴ともてはやされ

逸話の一つとして米国の禁酒時代、『ラフロイグは、この匂いは酒ではない、薬だ』と認めさせ、合法的に米国で販売された逸話を持ちます。

アイラ島はスコットランドの西岸沖、インナーヘブリディーズ諸島の南端に位置するウイスキーの聖地

『広い入り江の美しい窪地』というゲール語が意味するように、ラフロイグは大西洋の荒波が打ち寄せる大きな湾に面して建っています。

荒涼とした湿地にいくつもの川が絡まりあいその潮風を受けて熟成されます。

 

出典https://www.suntory.co.jp/whisky/laphroaig/distillery/

 

ポッドスチルは、初留、再留を合わせて7基あり、ストレート型とランタン型でどれも小型のものが多いです。

通常、再留釜から採取されるスピリッツのうち、最初に出てくるフォアショッツと最後のフェインツは再び蒸留に戻し中間にまわしますが、ラフロイグの場合

フェノール値の高い蒸留液に取り込むように工夫を凝らしこの強烈な個性を生み出しています。

 

香ってみるとよく『正露丸のような香り』と例えられますが、味わいは思った以上に甘さを感じます。口に広がるヨード香とスモーキーな煙の余韻が確かにクセになります。

お勧めは、サントリーのラフロイグ公式ページでもおすすめの飲み方として紹介されている「ラフロイグ&ソーダ」ハイボールです。

炭酸水を燻製にしたかのようなスモーキーさが面白いです。ぜひこの機会にお楽しみください

 

産地…………アイラ
蔵元…………ラフロイグ蒸溜所
アルコール..43度
販売元………サントリースピリッツ

 

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