【天寶一 Style1 “あさがお” 純米吟醸 (てんぽういち)】
【天寶一 Style1 “あさがお” 純米吟醸 (てんぽういち)】
広島県福山市に唯一残る、1910年創業の歴史ある酒蔵…
天地の唯一の宝として「天寶一」と名付けられました。(広島サミットで使用されたことでも話題になりました)
出典https://www.tenpo1.co.jp/
瀬戸内に面し、新鮮な魚がいつでも食べられる環境から…
「和の食材、食文化を最大限に活かす名脇役」
…食中酒にこだわる酒造りをモットーとしています。
●悠久より伝える超軟水の「古代水」●
現在、五代目蔵元は村上康久氏…
自慢の仕込み水は、地下200mの岩盤二つ貫いて湧き出た超軟水の「古代水」
元々、日本では山々から湧く神水を ”真名井の水”と讃え護り伝えてきました。
古から、真名井(神水)と呼ばれた「いのちの水」。
「花開ハ真名井ノ水ヲ結ブトテ 藤岡山ハアカラメナセソ」度会元長 神祇百首
”いのちの水”を授けたとされるのは “天村雲命”…
伊勢神宮では、度会神主の祖とも伝えられます。
…酒蔵の使命とは、水源である鎮守の杜を護り伝えることでもありました。
日本の国には、四季があります。
春の田植えに始まり、稔りの秋に感謝しての酒造り…
神々のルーツともいえる、いのちの米、いのちの水…
酒造りとは、日本の“稲作”文化そのものが原点です。
神宮の神事と共に在り、清酒の成り立ちも同じです。
”神饌”としての歴史であり、國酒とされる所以です。
されども、超軟水での酒造りは醗酵が緩やかに進むため…
醗酵の温度管理が難しく、高度な技術が必要不可欠です。
この軟水で仕込まれた酒はなめらかで、
スッキリした味わいになるとされます。
超軟水を仕込み水に、徹底した衛生管理と温度管理を実践する “天寶一”…
こうして醸された酒は、国内はもとより海外でも高く評価されています。
●「バラ酵母」平和への祈りとともに…●
御紹介は、福山市のシンボルマークとなっている「バラ」の花酵母を使用したオリジナル純米吟醸です。
第二次世界大戦後、終戦から10年目に 福山市復興のシンボルとして…
100万本のバラを目指して、1000本の植樹から始まった”まちづくり”…
2016年に100万本のバラを達成、”バラの町” 福山市を象徴するものとなっています。
こちらは、福山市の平和を祈るバラの中から抽出した「ばら酵母・Mr.リンカーン酵母」から醸されました。
天寶一・村上氏が、福山大学久富泰資教授の取組む「福山ばら酵母プロジェクト」と産学連携…
2021年3月、清酒醸造に成功した「ばら酵母」です。
ほのかに感じるフローラルな香り、柔らかな甘みと酸味でバランスの良いお酒です。
━ 追記 ━
美智子様が皇太子妃であられたとき、英国から献呈されたのは薔薇の花(プリンセスミチコ)。
… また深紅の薔薇は、天へ旅立たれた杉原千畝夫人”幸子様”との想い出の花でもあります。
私事で恐縮ですが、1995年の終戦記念日(8月15日)独ブランデンブルク門にて…
戦後五十年間 封印されてきた「ヤルタ会談記念ワイン」の封を解いたのは未来への誓いからでした。
二度とない人生だから、悲しみ 国籍 宗教 信条をも超えて 全てに愛を…
「世界が平和でありますように…」
今を生かされている私達が、素晴らしい未来へ繋げられたなら幸いです。
●あさがおラベル●
昨年は、最も人気があった「あさがお」ラベル…
(昨年は “おりがらみ生”でしたが、今年は” 火入れ”です)
バラ酵母の一番の特徴である、白い花のような香りです。
(ラ・フランスを思わす、華やかな香りを感じます)
昨年と同じく、クリーミーな口当たりでとても美味しいです。
初々しいながらもトロリとして、洋梨のような旨味を感じます。
優美ですが、透明感もしっかりあり心洗われる綺麗な印象です。
キレの良い辛口に仕上げているため、呑み飽きさせず食中酒としても美味しく楽しめます。
優しく女性的な味わいは和食などに最適ですが、洋食と合わせても相性良くいただけます。
…今年も綺麗な花が咲きました。
…見えない根っこのおかげです。
産 地……広島県
蔵 元……天寶一
原 料……八反錦
精米歩合……60%
日本酒度……+4
酸 度……2.0
Alc度数……16.0度
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