【越乃寒梅 Lagoon 純米吟醸 ラグーン】


【越乃寒梅 Lagoon 純米吟醸 ラグーン】

明治40年創業の石本酒造。

「農作業に励む、亀田の人々に喜んでもらえる酒を造る 」

有名な「越乃寒梅」は、そんな素朴な想いの下に生まれました。

新潟市のほぼ中央に位置する「亀田郷」。

阿賀野川、信濃川と、2つを結ぶ小阿賀野川に囲まれた砂丘地が「越乃寒梅」の故郷です。

出典https://sakefes.com/koshinokanbai0319/

蔵元の所在地である亀田郷は、阿賀野川を水系とした 清く澄む良質な水に恵まれた地。

山々に積る万年雪が地中に溶けて、ゆっくり地下を廻り自噴する伏流水。

湧き水は、山麓の人々に恵みをもたらす神として崇敬を集めてきました。

「花開ハ真名井ノ水ヲ結ブトテ 藤岡山ハアカラメナセソ」度会元長 神祇百首

古より、 ”真名井の水”とされ大切に護り伝えられてきた “日本の水” 。

”いのちの水”を授けたとされるのは “天村雲命”…

伊勢神宮では、度会神主の祖とも伝えられます。

神々のルーツでもある「いのちの米、いのちの水」…

「新潟県」とは、文字通り「新しい潟」と書きます。

潟とは「砂州によって誕生した海岸の湖」という意味です。

潟や湿原が広がっていた越後平野には、放水路や排水路が掘られ干拓されて農地となっていきました。

いつも暮らしは水の恩恵とともにあり、同時に水との苦難の歴史でもありました。

されど新潟県は「潟」のお蔭で… 今や日本一の米処と言われるまでになりました。

 

●日本の歴史とともに始まる梅の花●

梅の花の香りがテーマの香水おすすめ7選!早春を楽しめる甘い香り - カラリアマガジン - 香り専門メディア

『令和』の典拠は、大伴旅人邸「梅花の宴」で詠まれた32首の序文…

・万葉集 「梅花の宴」
初春の令月にして 気淑く風和ぎ 梅は鏡前の粉を披き 蘭は珮後の香を薫らす…

・菅原道真公「梅一鉢」
東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春なわすれそ … 渡会 春彦(白太夫)

…「梅」は、日本の国の大切な礎を伝える花として 語り継がれてきました。

…「越乃寒梅」は、 亀田の地でいのちを見守ってきた “梅の花” を冠します。

初夏に大きな実をつける「藤五郎梅」の畑は、初春の残雪のなかで可憐な花に彩られます。

酒名は、寒さに堪え凛とした美しさを放つ梅の花から「越乃寒梅」と名付けられました。

今回ご紹介するお酒は、地元新潟への感謝と誇りを表しています。

新潟の一文字をとり、潟を意味する「Lagoon(ラグーン)」と名付けられました。

 

●「潟」を意味する思いを込めて…●

楽天市場】越乃寒梅 Lagoon(ラグーン) 原酒 720ml : かのや本店〜醸造は芸術

日本海側にあって… 山と川に恵まれている新潟県は、米の産地としてあまりにも有名です。

Lagoonは “潟” への感謝を込め、誇りをもって 2022年に誕生しました。

「濃厚な味わいが特徴で、もっと自由に日本酒を楽しんでほしい…」

越乃寒梅らしい透明感、加えて低温熟成で引き出した米の旨味が際立ちます。

綺麗ななかにも豊かさ、また より以上に上品な吟醸香を兼ね備えた一本です。

…新潟という県名は、古くからこの地で「潟」と呼ばれる湖沼が点在していたことに由来します。

潟では様々な植物が棲み分かれ、昆虫や魚類、野鳥といった生き物たちの居場所となりました。

この豊かな資源の恩恵に預かるべく、私たち人間も潟端へ集まり、長年にわたって命の循環の一部となってきました。

新潟の「潟」を意味する「Lagoon(ラグーン)」…

日本酒を通して「潟」のように、豊かな時を紡ぎ、人から人へ歓びをつないでいく。

そんな石本酒造の志を、体現できる一本です。

 

●いつもと違う飲み方で…●

越乃寒梅 Lagoon ラグーン 純米吟醸 720ml-有限会社 酒やの鍵本

温度帯や割り方で変化する味わいを楽しめる “Lagoon”。

オンザロックの場合は120mlの酒に対して、小さな氷2つくらいを加え…

アルコール度を14度くらいに下げて味わえば、より爽やかな印象に。

柚子やカボスを一搾りするのもお勧めです。

また、スパイシーな料理とも相性抜群です。

炭酸水と氷を入れて、日本酒ハイボールとして楽しむのも一興…

爽やかな香りと喉越しで清涼感がアップ、より飲みやすい一杯に…

こちらの純米吟醸タイプは、ダイレクトなら12〜16度がお勧めです。

 

●香り 味わい●

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上品で穏やかな香りの印象、米由来の蒸米や炊き立ての米の香り…

乳製品的な生クリーム、クリームチーズなどがバランスよく調和。

仄かにカシューナッツや、白胡麻ペーストのようなナッツ系の香り…

吟醸香のバナナ、梨、カリンの香りなどがミネラル香とともに調和。

山田錦を使用していることで、まろやかで膨らみがあり、旨味とのバランスに優れています。

酸味が上品さを与えながら、中盤からのドライな印象と調和して余韻へと持続していきます。

原料米 ……五百万石、山田錦(兵庫県三木市志染町産)
精米歩合 ……55%
アルコール度数 ……16度
日本酒度 ……+2

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