【令和5年度純米大吟醸「義左衛門」全国新酒鑑評会金賞酒 斗瓶取り雫酒 ※限定100本】

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【令和5年度純米大吟醸「義左衛門」全国新酒鑑評会金賞酒 斗瓶取り雫酒 ※限定100本】

蔵の創業は、嘉永6年（1853年）
…黒船が浦賀に来航した年です。

義左衛門が 藤堂藩より酒造りの印札を受け、酒造業を開始。

それまで重藤家は、お伊勢参りの初瀬街道沿いにあった現在の地で「たわらや」という旅館を営んでいました。

筋向かいにある造り酒屋「蛭子屋」から、ある日「居抜きのままで商売を取り替えてはくれないか」と懇望されます。

これを受けて、伊賀で酒造りの第一歩を踏み出しました。

「若戎」という酒銘は、一つには蛭子屋の経営者が変わり若いエビスになったこと…

二つには、新年に若者が戎の面を被り福徳開運・商売繁盛・家内安全を祈念し…

若水の福茶を飲み酒を酌みかわす「初戎」という風習がこの地にあったこと…

出典https://smbiz.asahi.com/article/14017939

また、伊賀出身の俳聖”松尾芭蕉”が詠んだ句「年はみな人にとらせていつも若戎」にちなみ名付けられました。

（”若戎”は、伊勢神宮 度會神道の”常若”にも通じています）

●三重「山田錦」復活の立役者●

日本酒造りにおいて、お米選びは最も重要です。

酒米の王と称される「山田錦」は、神宮 度会の「山田穂」が原点です。

…兵庫県美嚢郡吉川の田中新三郎氏が伊勢詣の際、草丈が高く穂の大きな稲を山田の地で発見しました。

一穂を持ち帰り栽培したところ好評を博したことから、『豊受大御神』を祀る山田(度会)の地より「山田穂」と命名されました。

有名な「山田錦」は、「山田穂」を母に1923年（大正12年）に兵庫県で交配された品種です。

元々 酒造りは 神事と共に在り、成り立ちも同じです。

杜氏も、神主 “度會”の「刀自」が起源と伝えられます。

伊勢國の風土記に曰はく、度會の郡と號くる所以は「天日別命」観地に出て参り會ひて曰ひしく「刀自に度り會ひつ」といひき…

“清酒”とは…自然の恩恵に感謝する、清き御神酒（神饌）に由来します。

全国の酒蔵は使命として、水源である”鎮守の杜”を護り伝えてきました。

國酒とする意味であり、本来 伝えるべき日本酒造りの原点です。

（※三重県伊勢市… 明治九年まで度会県度会府）

澄んだ空気、渓流で磨かれた水…
四方を山々に囲まれた伊賀盆地…

昼夜と夏冬の寒暖差が激しいことから、
米作りに適した良質なお米の産地です。

1986年… 6代目蔵元の重藤久一氏は、地元伊賀で”山田錦”を育てようと農家に働きかけました。

神宮といえば、御蔭さま…

いのちの水、いのちの米…

しあわせは、御蔭様への感謝のこころから…

昭和61年（1986年）、20年ぶりに三重県での《山田錦》の栽培を復活させた立役者こそ「若戎」です。

 

●全国鑑評会金賞受賞酒「限定100本」●

山田錦 復活の立役者「若戎」より…

御紹介の「義左衛門」は、三重産の山田錦で醸された最高峰です。

市販目的でなく”全国新酒鑑評会” ヘの出品用として醸されました。

そのため “斗瓶取りの雫酒” という、究極の造りとなっています。

元より自然は、至善に通じていて優しく大きな愛に抱かれています。

あまねく照らす “愛の光” は、アマテラス”…

“愛の光” を心豊かに受けての “豊受”でも…

愛は、与えるもの…

されど “心を受ける”とも書きます。

本年は、まるで亡き重藤氏の真摯な心が届けられたかのような素晴らしさ…

地元の山田錦で醸された”義左衛門” は、見事に「全国金賞」に輝きました。

※こちらは “金賞受賞酒” に付き、専用の桐箱に収められています。

 

●雫酒、斗瓶取りとは…●

出典https://jp.sake-times.com/knowledge/word/sake_tobindori

近年、日本酒の発酵文化に強い関心を示すのが海外の国々です。

麹菌や酵母などは、自然界の微生物とともにあり…

伝統ある発酵方法は、日本の国にのみ存在します。

日本酒は、米・米麹・水を酵母によって発酵させて造ります。

こうしてできあがったものを醪(もろみ)と呼びます。

この醪を”搾る”ことで液状部分と固形成分に分けると、日本酒ができあがります。

醪を搾って抽出し「斗瓶(とびん)」と呼ばれる容器で少しずつ集める方法のことを「斗瓶取り」といいます。

斗瓶取りは一般的に、「酒袋」という大きな布袋に醪をいれて吊るします。

外圧ではなく、醪そのものの重みによって自然と滴り落ちてくる至極の一滴一滴を集めた高貴なる雫です。

この方法で取れる雫酒は、極めて少量のため…

主に鑑評会などの “最高級酒” に用いられます。

通常は市販されない、最高峰の金賞受賞酒です。（※100本限定）

 

●純米大吟醸斗瓶取り雫酒●

三重山田錦を35%まで磨き上げ、蔵人が心を込めて丁寧に醸した最高峰の純米大吟醸。

しかも零下取りで、鑑評会を目的に造られています。

封印を解くと、素晴らしい上質な吟醸香に驚きます。

口に含めば、馥郁たる美味しい旨味が広がります。

山田錦の偉大さを感じていただけるかと思います。

“出品酒斗瓶取り” 金賞受賞酒を、是非ご賞味下さい。

※僅少数に付き、売り切れの際は御容赦願います。

アルコール..16度
原料米…….. 三重山田錦100％
精米歩合…..35%
アミノ酸……0.6
日本酒度……−3.5
酸度……1.3

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