【グレンキース 1993 30年】

【グレンキース 1993 30年】

今や ウイスキーの「オールドボトル」は、天井知らずの高額値となってしまいました。

昨今はウイスキーブームという時代背景もあり、さらには原酒不足ともなっています。

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そんななかで、僅かな本数ながらも手頃な価格の良質ボトルが入荷しました。

90年代の掘り出し物となりますが、総生産数は たった136本のみとなります。

 

●キングスバリー社●

出典https://www.jisys.co.jp/item/singlemaltwhisky/18.html

キングスバリー社は、スコットランド・アバディーンにて設立。

1989年より、シングルモルトのボトリングを開始…

ロンドンに事務所を構え、専門的な蒸留酒を取り扱っている インディペンデント・ボトラーです。

これまで、数々の伝説級のボトルをリリースしてきましたが…

2015年、なかでも卓越した「サー オビール」を初リリース。

「サーオビール」とは、「貴重な、稀少な」という意味です。

キングスバリー社を代表する 最高峰の位置付けとなります。

秘蔵中の秘蔵であり、大変に貴重な原酒が選ばれています。

また サー オビールは、年に1,2度という厳選されたリリースです。

これまでのリリース銘柄からも、味わいには疑う余地がありません。

 

●グレンキース蒸留所●

2013年に息を吹き返した蒸留所【グレンキース/GLENKEITH】へ#24③|ヒデイシ/Hideishi🥃|note

https://note.com/whisukej/n/n5805bc1e7b66

グレンキースは、ストラスアイラ蒸溜所の姉妹蒸溜所です。

第二次世界大戦後に建設された、比較的新しい蒸溜所です。

2つの蒸溜所は、スペイサイド地域のキース地区を流れるアイラ川を挟んだ対岸に位置します。

どちらも、現在の所有者はペルノ・リカール社です。

1999年の蒸留を終えた後、一時操業停止となったグレンキース…

2013年、蒸留が再開されたことは記憶に新しいかも知れません。

ちなみに、姉妹蒸留所であるストラスアイラの操業年は1786年…

スペイサイド地域の蒸溜所としては、最古の歴史を誇ります。

 

●グレンキース 1993 30年●

めったに出てこない、キングスバリー社待望のシリーズです。

今回 選ばれたのは、グレンキースの30年熟成ウイスキーです。

元々は、第2蒸留所的な存在として創業された経緯もあり、

シングルモルトとしてのリリース自体がさほどありません。

ましてや、これだけの長熟品に出会える機会は非常に稀です。

…いずれも名品揃いとして知られている このシリーズ。

これまで伝説級のウイスキーを多く輩出してきました。

今回も1993(30年熟成)で、カスクストレングス56.8度でボトリング。

…手頃価格でもあり、間違いなく一期一会となる掘出し物だと思います。

 

ー以下ティスティングノートよりー

グレンキースらしさを存分に楽しめる、素晴らしい1本。

先ずは フルーツや麦芽を伴った、甘くさわやかな香り…

続いて、干し草やベイクドアップルの香りが加わります。

口にすると、草の青々した風味にバニラの甘さとスパイスが混じり合います。

フィニッシュは、はちみつに包まれたオーク樽の余韻が心地よく広がります。

産地…………スペイサイド
蔵元…………キングスバリー社
アルコール..56.8度

 

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