【百黙スパークリング】
【百黙スパークリング】
菊正宗酒造の創業は万治二年(1659年)、徳川4代将軍家綱の時代まで遡ります。
嘉納家が神戸・御影の本宅敷地内に酒蔵を建て、酒造業を本格的に開始しました。
18世紀末になると、いわゆる江戸“下り酒(クダラナイという言葉の語源)”の人気が、灘の酒を急速に発展させました。
出典https://www.jalan.net/kankou/spt_28101cc3290031009/
明治に入り、八代目嘉納治郎右衞門(秋香翁)が「良い酒を造る」という信念のもとに「菊正宗」が登録商標されました。
灘酒史によれば、当時は「正宗(マサムネ)」を樽印として日本全国へ出荷しました。
清酒は、「正宗(セイシュウ)」が「清酒(セイシュ)」に転じたのが始まりとされます。
…満を持して、菊正宗酒造が130年ぶりに発表した新ブランド「百黙」。
今回、待望の百黙のスパークリングが発売されましたので御紹介します。
●百黙を冠する意味とは…●
2016年4月に誕生した「百黙」…
当初は、地元の兵庫県から “門外不出” とされました。
「百黙一言」は、寡黙な人がボツリと発する言葉は鋭く的を得ていて深い感銘を与えるという意…
…料理との相性を最優先し「感銘される酒」の意を持って、徹底的にこだわり抜いて醸されます。
原料米は、兵庫県三木市の契約栽培農家「嘉納会」が特別に育てた「特A地区産山田錦」を使用。
さらに六甲山系の名水「宮水」で仕込むなど、素材への徹底した こだわりがあります。
「花開ハ真名井ノ水ヲ結ブトテ 藤岡山ハアカラメナセソ」度会元長 神祇百首
元々「山田錦」は、度会の「山田穂」を母として兵庫県で誕生しました。
山田穂は、宇治山田(度会)の神宮齊田で栽培されていた稲穂の総称です。
兵庫県美嚢郡吉川町の田中新三郎氏が伊勢詣の際、草丈が高く穂の大きい稲を宇治山田の地で発見しました。
一穂を故郷へ持ち帰り栽培したところ好評を博したことから『豊受大御神』を祀る山田の地より「山田穂」と名付けました。
伊勢詣りの人々が御神酒が美味しいのに驚いて、度会の「山田穂」を持ち帰り全国へ広め 「山田錦」へと改良されました。
(※三重県伊勢市… 明治九年まで度会県 度会府)
…「百黙」は、国内最高米である特A地区 ( 日本版「特級畑」)「山田錦」で醸されます。
『稔れば稔るほどに 頭を垂れる 稲穂かな…』
いのちの米、いのちの水、酒造りの原点です。
本来、酒蔵は “鎮守の杜” を護り伝えてきました。
日本酒は嗜好品のみでなく、祖より”感謝の心” を紡ぐ文化遺産です。
「ユネスコ文化遺産」として、世界へ伝えるべき本当の使命です。
日本人の誇りを持って、しっかり世界へ発信できたなら幸いです。
●百黙スパークリング●
和洋を問わず、食卓に寄り添う『百黙スパークリング』…
和食だけでなく、洋食とも相性抜群な新感覚の日本酒です。
伝統的な日本酒の味わいと、スパークリングワインの爽やかな泡立ちの融合…
長い歴史の中で培われた、技術と現代の嗜好に合わせた革新が生み出した逸品。
平行四辺形のラベルは、ガス圧による「動」の佇まいを表しています。
「黙」の文字から取った5つの金色の点は、瓶内発酵の泡に見立ています。
ほんのりと緑がかったクリスタルの輝き、繊細できめ細かな泡立ちなど…
見た目の美しさ、味わいの奥深さが重なり幻想的な雰囲気が漂います。
まさに、パーティーシーンや特別なイベント等にぴったりな一本です。
老若男女問わず、親しみやすい令和の日本酒…
さらにオリジナルな楽しみを提供してくれます。
東京ミッドタウン日比谷で開催された、ポップアップの試飲会では…
多くの方が来館され、新たな味わいに興味を示して下さいました。
淡い金と白色の配色は、西洋的な雰囲気でありながらも…
百黙の根本にある静かな「和」の世界感を表現しています。
●味わい “麗しき泡” ●
百黙は、料理との親和性を重視した柔らかな味わいです。
新たなラインナップ「百黙スパークリング」は “麗しき泡” をテーマに開発されました。
これまでとは一線を画す、華やかな味わいの「百黙 スパークリング」…
口に含むと、マスカット、洋梨、白桃といった果実の風味が広がります。
わずかに、チェリーのニュアンスも感じられます。
上品でありながら、親しみやすい味わいが魅力です。
セルフィーユ(チャービル)を思わせる爽やかなハーブの余韻…
炭酸の刺激が軽やかでありつつ、日本酒らしいコクも楽しめ 飲みごたえも申し分ありません。
和食との相性は言うまでもなく、チーズやシーフードなど洋風の前菜とも絶妙にマッチします。
特別な瞬間をより華やかに彩る一杯として、年末年始の乾杯にもぴったりです。
日本酒度……−21.0
アルコール分……10%
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