【住の江 三十六年貯蔵 黒糖焼酎】
【住の江 三十六年貯蔵 黒糖焼酎】
町田酒造の前身である、石原酒造で甕仕込みされていた歴史遺産的焼酎。
直火蒸留など… 昔ながらの製法で造られ遺されていた黒糖焼酎「住の江」…
既に、この製造蔵は世にありません。
今も、町田酒造で大切に寝かせている貴重な黒糖焼酎…
御紹介は、石原酒造で造られた最後の原酒となります。
石原酒造は、石原省三と妻のタカ夫妻により始まりました。
されども黒糖焼酎造りを始めた矢先、夫、省三の突然の死…
夫の意思を継ぎ、女性杜氏として一人で酒造りを続けます。
こうして、日々の過酷な作業と努力が実り…
高く評価される黒糖焼酎が出来上がりました。
彼女は、誕生酒に 石原酒造の故郷「住用」の地名…
また 歌人 “藤原敏行朝臣” が詠んだ、恋の和歌より…
「住の江の 岸に寄る波 夜さへや 夢の通ひ路 人目よくらむ」(百人一首第十八番)
…そんな万感の想いを込めて「住の江」と名付けました。
こちらは、タカが最後に仕込んだ原酒「住の江 三十六年貯蔵」です。
今、三十六年の刻を超えて…
町田酒造がタカの想いを受け継ぎ、
大切な一献を現代へと伝承します。
●恐らく 国内最古となる「黒糖焼酎」●
最高のサトウキビと、地道な努力によって造られた「住の江」…
恐らく 市販をされている “黒糖焼酎” としては 日本最古です。
…400年ほど前から、サトウキビ栽培が行われてきた奄美大島。
南国の奄美諸島は、黒糖焼酎の唯一の製造地として知られます。
また、世界で「黒糖焼酎」は “日本のラム酒”とも形容されています。
昭和28年(1953)、奄美群島が米軍統治下から日本に復帰した際に…
特例通達により、奄美群島に限り 黒糖焼酎の製造が認められました。
奄美の主要農産物であるサトウキビを加工した黒糖と、米麹から造られます。
黒糖の甘い香りと、米麹のまろやかで芳醇な旨味が人気の美味しい焼酎です。
(※「住の江」は、恐らく一般市販のサトウキビ焼酎では日本最古となります)
●奄美の伝統工芸「草木染め」ラベル●
「唯一無二となる、和紙ラベル」
奄美大島で、昔から行われてきた染色技法「草木染め」…
(草木の枝や葉、花などを煮出した色素で染める手法)
日本古来の和紙を手すきで染め、ラベルとしています。
一枚ずつ、職人の手作業による芸術作品です。
ラベルは、一つとして同じものはありません。
※この技法は「本場奄美大島紬」の絹糸の染色にも用いられる、古くからの伝承技術です。
…奄美の職人の手による草木染めのラベルが、故郷への深い想いを込めて古酒を彩ります。
唯一無二のラベルとともに… 現在では造ることの出来ない、超希少な原酒が詰められます。
●遺し伝え嗣ぐ「住の江」三十六年貯蔵●
原酒の量に限りがあるため、数量限定販売でお楽しみいただいている「住の江」
…大切に貯蔵してきた、アルコール37度の原酒です。
今年は、なんと貯蔵期間が “三十六年”を超えました。
長い歳月は、荒々しさを削り取り円熟そのものです。
それでいて、爽やかで新鮮な味わいが感じられます。
口に含むと拡がる、サトウキビを思わせる青草のような香り…
大地を思わせる、重厚な口当たりが舌を包み込んでいきます。
長期熟成ならではの余韻が、長く甘く続きます。
最古でありながらも、若々しく枯れないいのち…
まるで、タカの心が生き続けているかのようです。
長い歳月と歴史を重ねてきた、究極の黒糖焼酎…
まさしく、奇跡の酒と呼ぶにふさわしい住の江…
何層にも重なる、奥深き素晴らしい味わいです。
「遺し伝え嗣ぐことへの使命…」
今を生かされている私達が、素晴らしい未来へ繋げられたなら幸いです。
※ごく僅少数の在庫となっています。
※売り切れの際は、お許し願います。
産地………鹿児島県
蔵元………町田酒造
アルコール..37度
原材料……黒砂糖、米こうじ
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