【真野鶴『月明かりの下で』純米大吟醸】
【真野鶴『月明かりの下で』純米大吟醸】
尾畑酒造は一八九二（明治二十五年）、尾畑与三作（よそさく）によって創業。
佐渡島は旧・真野町にて、百三十年に渡り手造り一筋でクラフトスタイルの酒を醸してきました。
酒造りのモットーは、「四宝和醸（しほうわじょう）」。
出典https://www.najilabo.net/shop/shop.shtml?s=4791
酒造りの三大要素と言われる、
「米」「水」「人」…
生産地である「佐渡」を加え…
四つの宝の和をもって醸す、という意味を持っています。
尾畑酒造の家紋 “四つ目” も、四宝和醸を象徴しています。
●「山田錦」五割磨き●
御紹介は、真野鶴が、自信を持ってお勧めする “山田錦”の五割磨きです。
日本酒造りにおいて、お米選びは最も重要です。
酒米の王と称される「山田錦」は、度會の「山田穂」を母としてつくられた品種です。
伊勢詣の人々が、度會の “山田ノ穂” を故郷に持ち帰り 全国へ広めました。
元々「山田錦」は、神宮 “山田 (度會)” の神田で栽培されていた稲穂が起源とされます。
（※三重県伊勢市… 明治九年まで度会県度会府）
稔の秋といえば、お祭り…。
神宮では、豊穣に感謝する『神嘗祭』の季節です。
秋祭り（神嘗祭）とは、山田（度會）の地で齋行された収穫祭が起源とされます。
春の田植えに始まり、稔りの秋に感謝しての酒造り…
稲作といのちの水を授けたとされるのは “天村雲命”…
伊勢神宮では、度会神主の祖とも伝えられています。
さみだれ注ぐ”山田”に 早乙女が 裳裾ぬらして 玉苗植うる 夏は来ぬ…
“山田”の故郷とは…大切な “いのち育む里山'”…そのものといえます。
●秋の限定酒～月明かりの下で●
“神無月” は、旧暦10月の異称です。
元々は「神の月」という意味から…
別名は、和風月名とも呼ばれます。
…古より度會神主家では、月と星を鑑みて暦・方位を伝えてきました。
社寺の手水舎には 、”ヒシャク”が置いてあります。
“北斗七星”を顕しているとも伝えられています。
航海では舵を司る羅針盤となり、時を知らせる時計ともなりました。
ちなみに、北極星を回る北斗七星の位置が『十二支』となりました。
北斗七星の位置を知ることで、日本の”暦”は誕生したとされています。
神宮といえば、御蔭さま…
いのちの米、いのちの水…
日本の国には、いのち育む四季があります。
稔は年とも読みます… 暦の意なのですね。
今も醸された日本酒は、高貴な’神饌” そのものであり…
かつて神事（秋祭）のときしか、口にできませんでした。
しあわせは、お陰さまへの感謝のこころから…
空も海も山も… 世界の人々も繋がっています。
先人の礎を知りて、学び、伝え、未来へ嗣ぐ…
かけがえのない過去を、見据えてこその未来。
同じ空の下で…
盃を傾ければ、離れていても心は通じ合います。
日本酒は本来、人と人とをつなぐ役割があるもの。
大切な人と心を重ねて笑顔を運ぶ「同じ空の下シリーズ」…
秋の限定酒「月明かりの下で」をご用意致しました。
佐渡の岩首昇竜棚田から見上げるのは満月…
暗くすると月にうさぎが浮かび上がります。
月は、自ら光らず”愛”により輝き 人々の歩む道を等しく照らして下さいます。
愛は、普く照らして 与えるもの…
されど、心を受けるとも書きます。
照らす月を眺め、稔りの秋を楽しめる…
そんな心洗われる、美味しい一本です。
滋味深く凝縮感のある旨みと…
秋空のように澄んだ清らかさ…
華やかな柑橘系の香りを楽しんで頂けます。
産地………… 新潟県（佐渡）
蔵元………… 真野鶴酒造
原料米･麹米………山田錦(100%)
精米歩合…..50%
アルコール..16.5度
日本酒度………-1.5
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