【雁木 純米大吟醸 秋熟おりがらみ】

【雁木 純米大吟醸 秋熟おりがらみ】

 

明治10年創業、 八百新酒造…。

「酒造りと真摯に向き合う蔵」八百新酒造より、今年も定番では販売されていない特別な秋の限定酒が入荷しました。

蔵の最高峰でもある、純米大吟醸の無濾過生原酒「おりがらみ秋熟」の御紹介です。

 

●八百新酒造●

出典http://y-shuzo.com/hp/yaoshin.html

明治初期の創業より、雁木のある水際で「酒」という命を生みつづけてきた八百新酒造…。

順風満帆の時代もあれば荒波に翻弄された時代もありました。

もともと“雁木”とは、創業当時、原料米は蔵のすぐ脇に流れる今津川から運ばれ、雁木(階段状の船着場)から水揚げされていたことに由来します。

視界不良で回帰すべき港を見失ったとき、自らを見つめなおし創業精神に立ち返り、原点回帰する決意を固めて世に問うた酒が「雁木」です。

代表作である「雁木」のラインナップは純米酒しかありません。

一本の木材から像を丸彫りする一木造のように、米という素材そのものの可能性をそのまま引き出すことに打ち込みたいという信念で醸されます。

“雁木”とは、船着場にある石階段のことです。
かつて酒造りの原料米は錦川の上流から下ってくる船で運ばれ“雁木”から水揚げされ、新たに酒という“いのち”を生み続けてきました。

「雁木」という名前には「水際に尊いいのち生まれる」という思いが込められています。

 

●おりがらみとは…●

「おりがらみ」の「おり」とは、もろみを搾ったあと お酒に残っている 細かい米や酵母といった固形物のことです。

酒造りの工程では、搾りのあとに貯蔵タンクのなかで「おり」を沈殿させる「おり引き」や「ろ過」を行ない「おり」が取り除かれます。

「おりがらみ」は、これら工程を行なわず 敢えて「おり」を残したまま出荷します。

ゆえに「おりがらみ」は、薄くにごっています。

「おり」による旨味は、米や酵母由来のコクある味わいを存分に引き出します。

されど、この純米大吟醸「おりがらみ」は 年一回のみ… 今の季節しか味わえません。

 

●雁木 純米大吟醸 秋熟おりがらみ●

春にモロミを搾り、最初に搾り出された酒「あらばしり」を氷温(-5℃)で約半年間 瓶内熟成させたお酒です。

春に目立っていた、おりが酒に溶け込み味が乗っています。

また氷温熟成により、新鮮なフレッシュ感はそのままです。

 

新鮮さと熟味が渾然一体となってその両方を楽しめます。

最高米の山田錦を45%まで精白、先ずは熟したメロンのような甘い香り…。

続いて口に含めば、柔らかくトロリとした時の流れに包み込まれます。

余韻も長く、旨味と同時に爽やかな味わいがユッタリ口中を満たします。

 

… 秋の夕凪のように、たゆたう酔い心地へと 導いてくれます。

深まる秋空… 今だけの美酒で、心安らぐ 夜長を御堪能ください。

 

産地………… 山口県(岩国市今津町)
蔵元…………八百新酒造株式会社
アルコール..16度
原料米……山田錦(100%)
精米歩合…….45%

 

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