【亀の海 細雪 純米吟醸生】


【亀の海 細雪 純米吟醸生】

今年も「星の町」佐久市から、年の瀬の便りが届きました。

「亀の海 classic」シリーズの季節限定となる新酒です。

大雪 たいせつ|二十四節気と七十二候|暦生活

年末年始を飾る「細雪」 純米吟醸生酒をご紹介します。

 

●土屋酒造「数多くの受賞歴」●

出典https://kamenoumi.com/

蔵元である土屋酒造は、長野県の佐久市に蔵を構えます。

明治33年創業し、戦時中の統制・配給時代でも休むことなく醸造を続けています。

特に昭和40年代、清酒の高品質化に注力して現代まで続く「亀の海」が生まれました。

ワイングラス日本酒アワード「金賞受賞」をはじめ、国内外で数々の受賞歴を誇ります。

2018年には 、ANA国際線ファーストクラスの提供酒に選ばれたことでも知られています。

 

●星の町「佐久」●

長野県佐久市は、北に浅間山、南に蓼科山や八ヶ岳連峰に囲まれています。

日本一長い河川千曲川や、名峰を源とする清らかな湧水に恵まれています。

また、JAXAの観測所や日本一大きなパラボラアンテナがあることから『星の町』とも呼ばれています。

『ホシノマチ』の由来は、かつての『旧臼田町』が『星の町』と言われていたことから名付けられました。

現在も『星や宇宙』に関連する施設が多くあり、七夕の時期には天の川もよく見え満天の星空が楽しめます。

…間もなく、御正月を迎えます。

かつて神宮では、立春の日を元旦としました。

二十四節気の立春は、太陽の巡りで決まります。

新暦ならば、立春は2月4日…

節分とは、大晦日の神事でした。

日本の国には、四季があります。

…度會神主家では、月と星を鑑みて暦・方位を伝えてきました。

社寺の手水舎には 、”ヒシャク”が置いてあります。

“北斗七星”を顕しているとも伝えられています。

ブログ | 休暇村乗鞍高原【公式】

航海では舵を司る羅針盤となり、時を知らせる時計ともなりました。

ちなみに、北極星を回る北斗七星の位置が『十二支』となりました。

北斗七星の位置を知ることで、日本の”暦”は誕生したとされています。

稲作といのちの水を授けたとされる “天村雲命”…

神宮では、度会神主の祖とも伝えられています。

佐久市に海はなくとも、星降る町 …

どこまでも続く満天の星空は、大海原にも例えられます。

「亀の海」とは、“自然の幸”であり“人の幸”そのものです。

神都にふさわしく、古くから自然豊かな星空の地で醸されてきました。

春の田植えに始まり、稔りの秋に感謝しての酒造り…

酒造りとは、日本の“稲作”文化そのものが原点です。

●「ひとごごち」長野県産100%●

御紹介の「細雪」は、地元米「ひとごごち」を100%使用して醸されます。

「ひとごごち」は1995年に種苗登録申請され、長野県酒造組合での試験醸造を経て誕生しました。

長野県農事試験場が信交酒437号と信交444号を組合せ、平成6年に育成に成功した酒造好適米です。

心白が出やすく大粒で、特に高級酒造りに適した酒米とされています。

現在は、栽培を奨励されている「奨励品種」としても認められています。

「ひとごこち」で醸された吟醸酒は、キレもあり淡麗…

亀の海は、幅ある旨味も兼ね備えた素晴らしい一本です。

 

● 純米吟醸「無濾過生直汲み」●

亀の海「細雪」 は、純米吟醸を敢えて濾過せずに生のまま直汲みした新酒です。

濾過をしないため、新酒だけの微炭酸もありフレッシュ感を楽しめます。

上品で華やかな香り… 口に含むと優しい甘味と酸が広がり、ジューシーで新鮮な味わいです。

同時に「ひとごごち」ならではの、ふくらみのある深いコクと余韻もあります。

星が一番きれいに見える冬の到来を迎えて…

まさしく「細雪」に相ふさわしい逸品です。

 

産地…………長野県
蔵元…………土屋酒造
使用米………ひとごこち100%(長野県産)
精米歩合……59%
アルコール…16度

 

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