夏季限定 【夏方 純米吟醸原酒】
夏季限定【夏方(なつざま) 純米吟醸原酒】
●佐々木蔵之介さんのご実家●
京都の中心部「洛中」に現存する唯一の造り酒屋「佐々木酒造」。
俳優・佐々木蔵之介さんの実家として 注目を集めている 京都洛中 西陣の「夏酒」を御紹介します。
今は弟の佐々木晃さんが家業を継がれ、明治26年(1893年)より続く伝統を守っておられます。
出典https://otaku-son.hatenablog.com/entry/2015/10/21/120000
●かつて洛中は日本を代表する酒処●
現在、京都 伏見には20軒ほどの蔵元が密集しています。
伏見は、灘に次ぐ全国第二位の生産量を誇る酒処として知られています。
ところが、京都の造り酒屋の多くは伏見ではなく「洛中」にあったと云われています。
昔の資料によれば、佐々木酒造の創業時(明治26年)には131軒の蔵元がありました。
伏見よりも洛中の方が蔵元の数も生産量も多かったことがわかります。
また室町中期には酒蔵300軒余とも伝えられ、かつては日本を代表する酒処でした。
(※酒造りの起源とは神社の神事そのものであり、私見ですが 古来より京都には多くの酒蔵があったと思います。)
●良質な水「金明水・銀明水」●
天正十九年(1591年)、豊臣秀吉の京都大改造でのことです。
秀吉は、応仁の乱以来の戦乱で、荒れ果てていた都を再興しようとしました。
その一環として、都全体を土塁と堀とがセットになった壁でぐるりと取り囲み、都のエリアを確定させたといわれます。
その際に、豊臣秀吉が自分の家として建てたのが「聚楽第」です。
その跡地南端にある蔵が、佐々木蔵之介さんのご実家です。
つまり、京都のど真ん中にあるのが「佐々木酒造」でもあります。
秀吉がこの場所に聚楽第を建てた理由の一つとして「水の良さ」がありました。
秀吉は茶道が趣味で聚楽第の敷地の中に千利休の茶室付きの家を建てたほどでした。
良質な地下水は「金明水・銀明水」と言われ、千利休も この水をこよなく愛したと伝えます。
「出水」という地名が残されているように良質の地下水に恵まれ、古くから酒造りが盛んであった場所なのです。
京都は、三方を山に囲まれた盆地になっています。
1000年もの間、都が京都に置かれたのは 類い希なる地形、そして良質で豊富な水があったからだといわれています。
●夏季限定酒「夏方 純米吟醸原酒」●
佐々木酒造では 良質な「金明水・銀明水」を仕込み水とし、全ての酒を洛中伝承の技法で守り受け継いでいます。
また逸話では、主力商品「古都」は川端康成が「この酒の風味こそ京都の味」と、自身の著作『古都』の作品名を揮毫したとも言われています。
御紹介の【夏方 純米吟醸原酒】は、何といっても冷蔵貯蔵した純米吟醸酒を原酒のまま瓶詰めしていることが特徴です。
そのおかげで フレッシュな芳香そして吟醸香も立ち、純米酒特有の幅のある味わいとなります。
ジュワーと口いっぱいに広がる旨みのあとに、 シュワシュワっと感じる爽やかな酸味、 軽快な夏にぴったりのお酒です。
こちらは夏季だけの限定販売となります。
夏本番に向け、爽やかで美味しい味わいをご堪能下さい。
産地…………京都
製造元………佐々木酒造(株)
アルコール…17度
精米歩合……60%
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