【死神】


【死神】

 

人口わずか1万1千人ほどの小さな町、島根県邑南町にある加茂福酒造。

蔵は広島県との県境にあり… 大自然に囲まれ、標高の高い山から見下ろせば 幻想的な雲海を見渡せます。

大正11年(1922年)… 県社”賀茂神社”の御神酒酒屋として創業しました。

邑南町阿須那には、賀茂神社があり… もともと”産土”賀茂神社の阿須波神(明日門命)が地名の由来です。

奇妙な名前をもつ日本酒「死神」を醸す、島根・加茂福酒造の酒造りに迫る | 日本酒専門WEBメディア「SAKETIMES」

出典https://jp.sake-times.com/knowledge/sakagura/sake_g_kamofuku

出雲といえば “出雲神楽”に”石見神楽”が有名ですが…
この賀茂神社こそ、源流”阿須那神楽”の発祥地です。

また加茂福酒造は、全国新酒鑑評会で何度も金賞を獲得していることでも知られています。

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近年では… 世界各国で和食がブームをきっかけに、数多くの日本酒名が誕生しています。

その中でも、「日本一縁起の悪い名前のお酒」と蔵元自らが語るお酒です。

その名は…「死神」。

今回は一度聞いたら嫌でも忘れることのできない、インパクト溢れるお酒の御紹介です。

 

●”死神”とは…“逆転の発想”から●

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このお酒が誕生したのは、今から20年以上前のことです。

当時の日本酒業界は淡麗辛口が主流でしたが、「あえて時流と真逆の日本酒を造ればおもしろいのでは」との“逆転の発想”から誕生しました。

名前もおめでたいイメージとは反対の「死神」と名付けました。

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古酒のような濃い琥珀色はそのままに… 紹興酒のような深い香ばしい香りで、芳醇旨口の純米酒です。

濃醇で甘口ながらもキレが良く、スーッと消えていきます。

ちなみに加茂福酒造の生産石高は、約200石…

そのうち「死神」の生産石高は、僅か60石と希少性の高いお酒です。

また知る人ぞ知る、人気銘柄でもあります。

名前のインパクトだけでなくクセになる味わいは、料理との相性が抜群で… 食通から人気を集めています。

 

●”死神”との出逢い…回想●

私事で恐縮ですが…このお酒に出逢ったのは、20年以上前に遡ります。

神宮より当時門外不出であったイセヒカリ米で、許しを得て史上初となる”國酒”を醸させていただきました。

千畝夫人より賜った「愛」の言葉(現在”GENESIS”)を拝受し、私は出雲大社へ奉献するため赴きました。

その帰路に…立ち寄らせていただいた”加茂福酒造”で、出逢った酒が「死神」でした。

蔵元曰く…「死神は神様であり、大切な尊き名前です」

…”死神”について真摯に語られ、とても感動したことを思い出します。

必ず死ぬと書けば、「必死」です。

「終わり」と「新たな始まり」…
「死」は「誕生」と共にあります。

奇跡の米”イセヒカリ”こそ、式年遷宮の原点でもあり…
伊勢(度會)神道の原点、「常若」の道にも通じます。

穀物生成や輪廻転生に関連付けられる地域では、再生の神として…
また、死神には…『最高神に仕える農夫』という異名もあります。

古事記や日本書紀に登場し高天原におわしますタカミムスヒの神とカムムスヒの神は、数々の復活神話を司ります。

”いのちの米”が、発酵という「いのちの営み」によって美味しい酒となり… 新たな”いのちの誕生”として結ばれます。

おにぎりを「ムスビ(産霊)」と発する所以かもしれません。

 

人は出逢い、出逢いによって感動し… その感動こそが人を動かすのだと思います。

当店にて、”感動の酒”に出逢えていただけましたなら幸いです。

 

産地…………島根県(邑南町)
蔵元…………加茂福酒造株式会社
アルコール..15度

 

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