【大山 特別純米 十水 大にごり】
【大山 特別純米 十水 大にごり】
明治5年に創業…
加藤嘉八郎酒造は、山形県鶴岡市にある蔵元です。
蔵のある大山の町は 天領(幕府直轄地)として、江戸時代初期から本格的な酒造りが始まりました。
出典https://yamagata-sake.or.jp/publics/index/30/
最盛期には、50数軒の蔵元が軒を連ねていた場所です。
かつては 広島の西条、神戸の灘と共に酒処として並び称せられ「東北の小灘」とまで言われていました。
残念ながら、蔵の数は減少してしまいましたが…
お酒を口にすれば、いまだ銘醸地であることに異論は無いと感じられる素晴らしい蔵元です。
そんな蔵元より… 2年の試験醸造を経て、ついに限定発売が叶った特別純米酒を御紹介します。
こちらの日本酒は名前にもある通り江戸時代に行われていた『十水仕込み』製法で造られます。
今では、とても珍しい昔ながらの旨味たっぷりの “にごり酒” です。
● 十水仕込み●
十水仕込みとは、江戸時代に編み出された醸造方法…
良酒を求めて米を磨き、白米1石(約180L)に対し1石の水を加える製法です。
容積換算で1:1になる仕込みは、汲み水率(仕込み中の水の比率)が高くなります。
当時から… 十水は「延びの効く酒」と高く評価されてきました。
時代の流れとともに技術は進歩し、高精白が可能になりました。
現在では… 汲水率は白米1石に対し、水1.2石の『十二水仕込み』が日本酒界の主流となっています。
この『十水仕込み』は、白米に対する水が少ないため醪(もろみ)のコントロールが非常に難しいのですが…
大山が伝承する温故知新の”技法” によって… バランスが良く、しっかりとした純米酒に仕上げています。
● にごり原酒…三年目の今年解禁●
二年に渡る試験醸造を経て、いよいよ登場しました。
三年目となる今年に発売された、超限定の “大にごり”。
…1年目のR01BYは、試験的に試みを行いました。
にごり酒を製造する際に行っている醪の濾し方で採取した、にごり成分を通常よりも多く酒の中に残す方法を試験的に試みました。
…2年目のR02BYでは、大にごりの味わいに成功。
濾す前の醪にひと工夫施すことで、よりとろっとした質感でボリューミーな大にごりの味わいの表現に成功しました。
そして、3年目の今年…
非常に特殊な製法を施し、にごり成分を採取。
大量生産は困難とされましたが、増産に成功。
遂に、蔵元出荷数量限定品として発売が決まったお酒です。
●伝統の十水&旨味溢れる大にごり●
たっぷりと旨味が詰まった、特別に贅沢な にごり酒「大にごり」…
炊き立てのお米を彷彿とさせるような食欲がそそられる、お米由来の芳醇な香り…
口に含むと、大変にクリーミーで まろやかな口当たり…
バランスのとれた、ボリュームのある旨味が溢れます。
しっかりとした酸味や微かなガス感が相まって、パンチの効いた濃醇な味わいが口いっぱいに広がります。
後味には全く重さが感じられず、なめらかな印象が残り…まさに調和のとれた純米酒に仕上がっています。
三年の歳月を経て発売… 伝統の旨さを受け継ぐ “十水製法”によって誕生。
過去から未来ヘと繋ぐ “大にごり酒”… 今だけの旬と共にお楽しみ下さい。
産地…………山形県(鶴岡市)
蔵元…………加藤嘉八郎酒造
酒米…………はえぬき100%(山形県)
酵母…………山形NF-KA
精米歩合…..60%
アルコール..18度
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