【キルケラン12年】
【キルケラン12年】
・キャンベルタウンの新たな息吹
約125年ぶりに、キャンベルタウンに設立された、ミッチェルズ・グレンガイル蒸留所。
1925年に閉鎖されたグレンガイル蒸留所と同じ敷地に建てられました。
実はこの蒸溜所再建プロジェクトの背景には大人の事情があり、当時スコッチウイスキー協会がスプリングバンクとグレンスコシアの2つの蒸留所しか残っていなかったことから
キャンベルタウンをウイスキーの産地呼称が許される地域としての認定を取り消そうとしました。
そのためスプリングバンクは、ミッチェル家としてはウイスキーの産地としてキャンベルタウンの名前を守るため
街で操業している蒸留所の数を最低3つに増やす必要があったと言われています。
そんな背景もあり、スプリングバンク蒸留所とは姉妹関係にあたり
スプリングバンクでフロアモルティングされたライトピート麦芽、スプリングバンクと同じクロスヒル湖の水を使用し2回蒸溜でスプリングバンクのスタッフによりウイスキーは造られます。
蒸溜器は以前ベンウィビス蒸溜所で使用されていたもので、初溜と再溜が同じ大きさなのが特徴的です。
キルケランは、年に一ヶ月ほどしか蒸留されていない希少なブランドで「12年」は、これまで「Woek in Progress(進行中、未完成品)」という名で進化し続けながら
リリースをし、キルケランの一つの完成品です。
出典https://www.whiskys.co.uk/distilleries/kilkerran-whisky
キルケラン12年
香りは海風を伴ったピートに蜜蝋、バニラ、リコリスが徐々に混ざり合い、柔らかで甘いアロマへと変化。
時間と共に爽やかなライムやレモンの皮、ホワイトペッパーが顔を覗かせます。
口に含むとキャンベルタウンモルトらしい潮気と共にメロン、蜂蜜、トフィー、そしてピートスモークが心地よく混ざり合い、ジンジャーブレッドへと変化して行きます。
フィニッシュにコーヒービーンズチョコのほろ苦い甘さが続きます。
原産国 :スコットランド
アルコール度数 :46%
内容量 :700ml
モルトファンが待ちに待ち焦がれた、一本であり
スプリングバンクに引けを取らずにおいしく、独創的でさっぱりした印象ウィスキー。
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