【大山特別純米酒 NEO大山】

明治5年に創業…
加藤嘉八郎酒造は、山形県鶴岡市にある蔵元です。

蔵のある大山の町は天領(幕府直轄地)として、江戸時代初期から本格的な酒造りが始まりました。

最盛期には、50数軒の蔵元が軒を連ねていた場所です。

かつては広島の西条、神戸の灘と共に酒処として並び称せられ「東北の小灘」とまで言われていました。

残念ながら、蔵の数は減少してしまいましたが…

出典https://www.tengkitchen.co.jp/SHOP/10000311.html

お酒を口にすれば、いまだ銘醸地であることに異論は無いと感じられる素晴らしい蔵元です。

今回は、”大山” の特別純米酒をさらに向上させるために生まれた…

“番外編”の位置付となる特別酒が登場しましたので御紹介します。

●時代の先駆者…高品質を誇る●

出典https://www.sakagura-press.com/sake/katokahachiroshuzo2021/

先ず「大山」の酒造りにおいて特筆すべき点の一つに、醸造装置を独自開発したことが上げられます。

日本初となる… 継続時間および強弱・速度を自在に制御できる”自動櫂入れ装置”を取り入れました。

自然対流には、理想的な半球底になっている発酵装置など…

労働条件に左右されない、細やかな手入れの出来る製麹装置などを開発。

常に酒質を安定させ、誤差の少ない精度の高い酒造りを可能とさせました。

その精度の良さは高く評価され、他の有力蔵元にも導入されていきました。

重労働部分は機械に任せ… 人間の感性や積み重ねた経験に頼る部分には”人の手” を使います。

麹や醪と対話しながら、リアルタイムに発酵を管理…

伝統と技を大切に、高品質な酒を生み出しています。

●”四段仕込”に挑戦した一本●

こちらのお酒も… 巧みな技術によって、2回火入れなのにフレッシュでクリアな酒質を実現させています。

さらに、2回火入れであっても充分な旨味を持たせるため…

大山では、史上初となる”四段仕込”に挑戦した一本です。

この製法で醸されたお酒は、気品ある吟醸香…

それでいて、キレもよく米の旨味もあります。

とても膨らみがあり、旨やかな味わいへと進化を遂げています。

徹底した急冷により、香気成分を瓶内に閉じ込めフルーティに…

ジューシーに仕上げることでメロンなどのフルーツを連想させる甘味を感じる香り…

そして、米本来のしっかりとした甘味と柔らかな旨み…

酸味とのバランスに優れ、綺麗な香味に仕上った逸品。

理想の味わいを追求し、常に前進し続けていく加藤嘉八郎酒造の数量限定酒。

この暑い夏に、是非味わって頂きたい一本です。

産地…………山形県(鶴岡市)
蔵元…………加藤嘉八郎酒造
酒米…………はえぬき100%(山形県)
酵母…………山形NF-KA
アルコール..17度
精米歩合…..60%

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